物理的な側面以外にも子どもの意志や家族の協力が、学習環境作りでは大切です。

塾に行かずに学力をつけるための学習環境作り

塾に行かずに家で勉強する小学生

受験に向けた学習では、プロの塾講師や家庭教師による指導だけではなく、安定した勉強時間を確保することが重要です。
塾では受験が近づくと月額基本料金のほかに、冬期講座・受験前特訓などのオプション加入を勧められ、毎日のように長時間塾へ通うようになります。

 

塾なしの学習でも、自宅で毎日継続的に勉強時間を確保できる学習環境を用意すれば、大幅な学力アップを期待できますよ。
自宅で子どもが意欲的に勉強できる学習環境を作る方法とコツを紹介いたします。

 

 

本人の学習意欲が重要

家事や家族の会話など騒音を気にせずに勉強できる専用部屋と、快適に勉強できる机と椅子、優れた自宅学習用教材など恵まれた環境を用意しても、本人の勉強意欲が低ければ意味がありません。
自宅学習は、本人の意思で集中して勉強に取り組む学習意欲が重要です。

 

塾なしの自宅学習で受験に挑戦したい場合は、本人のやる気を高めることから始めてみてください。
たとえば、現在の偏差値では難しい学校の文化祭・学園祭に足を運んで、その学校へ進学したいと思わせることや、指定した学校に合格したらプレゼントをあげる約束が効果的です。

 

家で勉強するもやる気のでない小学生

単に親が「勉強しなさい」と言うだけでは逆効果になることがあり、子どもが勉強机に向かっても集中力がなければ意味がありません。
特に高校受験を控える中学生は反抗期の真っ只中。親から言われると余計にやる気をなくしてしまう子が多いです。

 

学習環境を整える前に、子どもの学習意欲を高めて目標をハッキリさせることが大切。
目標が定まってから、集中して勉強できる環境を作り始めることで、親が協力的であることを子どもが理解し、子ども本人のモチベーションが高まります。

 

本人の学習意欲を高めるには親の関わり方が重要です。親自身も子どもにとって一番良い接し方を考えてみてください。

 

 

自宅学習が集中できない理由

自宅での勉強は塾や自習ルームで勉強することに比べて以下のデメリットがあります。

  • 誘惑が多い(テレビ・スマホ等)
  • 家で勉強すると不思議と眠くなる
  • 集中できない(1人による集中力の欠落・家族の生活による騒音)

 

普段はリラックスして生活する自宅は、どれだけ環境を整えても補えない問題が多数あります。
自宅学習が集中できない理由を理解して、適切な対策をとりましょう。
自宅で勉強効率を高めるためのテクニックをご覧ください。

 

 

勉強を先に行う

学校からの帰宅後や夕食後の早い時間に勉強時間を確保するようにしましょう。

 

思春期の子どもは見たいテレビ番組やYouTubeを見られないとストレスに感じることがあります。
勉強時間に放送されるテレビは録画をして、勉強が終わってからテレビの優先使用権を子どもに与えるようにしましょう。

 

また、子どもが勉強する時間は家族もテレビを見ない。もしくは音量を極力小さくする配慮をしてください。
塾なしで学力アップを狙うのであれば、家族も相応の犠牲と協力する姿勢を見せることが大切です。

 

 

声を出して勉強する

自宅学習は基本的に1人だけの環境になるので、参考書を読む際に声を出しながら勉強しても周囲の迷惑になりません。
声を出して勉強することで眠気の防止と記憶力アップに繋がりますよ。

 

兄弟がいる場合は声を出して勉強する行為を兄弟がバカにしないように親が厳しく指導してあげましょう。

 

 

適度に運動させる

勉強の合間にするとよい散歩

成長期の子どもは家で座り続けて勉強することがストレスに感じます。
適度な息抜きや眠気を予防する目的で、定期的に運動することが効果的です。

 

ストレッチなど家の中でできることでもいいですし、散歩や自転車で近所を一周するなど外の空気を吸うことも効果的ですよ。
自宅学習ならではの息抜き方法を取り入れて、集中力アップを目指しましょう。

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