読書は少なからず学力に影響しており、幅広いジャンルを読むのが良いでしょう。

読書は学力UPに関係する?

学力UPが期待できる読書

読書が学力UPに関係するかは諸説ありますが、少なからず良い影響を与えることを幅広い調査機関・メディアが紹介しています。
昨今は公立の小中学校で読書タイムを設ける事例が増えています。
文部科学省が2001年より朝の読書運動を推進するように指導しているので、読書が学力UPに繋がることは確実でしょう。

 

ただし、一部のメディアでは過度な読書は効果が落ちるという統計も。
読書は書籍から教養を得る効果よりも、脳を適度に活性化させる効果が大きいです。

 

 

全科目の学力UPに繋がる

読書によって得られる直接的な効果は国語です。
文章をたくさん読むことで文法の使い方や漢字、表現方法を身に付けることができます。

一見、国語以外の学力UPとは関係ないように見られますが、読書は脳を活性化させて教科書・参考書を集中して読めるようになるメリットがあります。
そのため、学校では国語の時間ではなく、1限目の授業が始まる前の朝の時間帯に10~15分ほどの読書タイムを設ける「朝の読書運動」が推進されています。

 

自宅学習する際も、勉強前に読書タイムを設けることで学力UPに繋がりますよ!
学校で読書をしない休日だけでも、勉強前に読書をする習慣を作るとよいでしょう。

 

 

幅広いジャンルの本を読む

株式会社ベネッセコーポレーションが小学校5~6年生を対象に行った調査では、1年間に1つのジャンルしか読まなかった人より、4つのジャンルの本を読んだ人の方が偏差値向上率が3倍高かった結果を公表しています。
読書を全く読まなかった子供の偏差値基準を0%とし、1ジャンルの本を1年間読むと平均で偏差値が0.3%アップ、4ジャンルだと0.9%アップするようです。
どんなジャンルでもいいので1年を通じて読書の習慣を作ることが大切ですが、なるべく多くのジャンルの本を読むように心がけましょう。

 

 

長時間の読書は逆効果?

2017年度に小学校5年生から中学3年生までの子どもたち約4万人を対象にした調査では、1日の読書時間と4教科(国語・算数/数学・理科・社会)の平均偏差値の関係で次の統計結果が出ました。

 

  • 全くしない:47.5
  • 10分未満:49
  • 10~30分:51
  • 30~60分:51.5
  • 1~2時間:51.8
  • 2時間以上:51.1

参考元:東洋経済ONLINE

 

この統計では、2時間以上の読書をすると、1~2時間の読書よりも平均偏差値が低くなる統計結果です。
ただし、長時間の読書そのものが脳へ悪い影響の出る要素はありません。

睡眠時間をしっかり確保している人に限定した統計では、2時間以上の読書をした方が平均偏差値が高い結果を合わせて紹介しています。
つまり、長時間の読書をするのであれば、睡眠時間をしっかり確保する配慮が必要です。

 

 

まとめ

根拠の裏付けは諸説ありますが、毎日継続した読書は学力UPを期待できます。
昨今は学校で読書タイムを用意していますが、幅広いジャンルの本を読むことと、睡眠時間を確保しながら読書時間を多めに取ることを意識しましょう。

 

自宅で読む本は、地域の図書館で借りるようにすれば費用が一切かかりませんよ!
図書館の活用なら集中して読めない本は見切りをつけて、楽しく読める本に気兼ねなく切り替えられます。

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