親も受験の参加者だということ
受験生が「親にされて嬉しかったこと」をご存じですか?
親は試験を代わりに受けられませんが、受験を勝ち抜くためには、親のサポートが不可欠です。
「結果は本人次第」などと言わず、どのような結果に落ち着いても子供が現実を受けられるように、親は「子供がして欲しいこと」を的確に汲み取り、本番の試験以外の部分でサポートをしてあげるようにしましょう。
受験前に親が子供にできること
受験前の親のサポートが手厚いほど、受験結果に対する子供の受け入れ方も変化してきます。
自分は何もできないと思い込まず、親だからこそできる最大限のサポートを子供にしてあげましょう。
食事を用意しておく
受験生は体が資本です。
健康面で良好な状態で受験に臨むためにも、親は「健康的な食事」を作るようしましょう。
おにぎりやサンドイッチなど簡単に作れるものだとしても、健康バランスを保てるような献立を組み、受験生のために作ってあげると良いです。
本番前はどうしてもメンタルバランスが崩れてしまいがちですが、食生活が安定しているだけでメンタルバランスを保ちやすくなります。
買い物の代行をする
細かい買い物は親が代行してあげましょう。
ノートやペン、目薬など、あらかじめ買うものが決まっているものは積極的に代行してあげることで、子供が勉強する時間を確保できます。
ただし子供によってはたまに文房具を買いに行く時間こそがリフレッシュに繋がっている場合もあるので、全ての買い物を独断で代行するのではなく、求められた時に行動できるように準備しておきましょう。
子供の帰りを待つ
受験直前は、どうしても帰りが遅くなりがちです。
日によっては終電ギリギリで子供が帰ってくることもあると思いますが、できるかぎり帰るまで起きて待っているようにしましょう。
家に帰ったとき、電気が付いているだけで子供は安心感を覚えます。
無理に会話せずとも「おかえり」と言ってもらえるだけでも受験生もメンタルは支えられるので、このような「当たり前」を守ってあげられると良いです。
何も言わない
親が世話を焼くことは大切ですが、それと同じくらい「何も言わない」ようにしましょう。
これは「放任しろ」ということではなく「余計なことを言わない」ということです。
たとえ成績が振るわなくても「ちゃんとやってるの?」とプレッシャーをかけてはいけません。
どんなに気になっても子供を信頼し、最後まで縁の下の力持ちに徹することが、最大の成果に繋がるのです。
子供の気持ちに寄り添うことが大切
受験の主役は子供ですが、親にできることもたくさんあります。
ただしサポートを一歩間違えると、余計なお世話になりかねません。
そのために親は子供としっかり会話のキャッチボールをし、「本当に子供のためになることとは何か」を考え続けることが大切なのではないでしょうか?