家庭教師は学力向上に効果的なのか？
塾や通信教育など、学習の手段は多様化しています。
その中でも今回ご紹介するのは「家庭教師」。
自宅に講師を招いてマンツーマンで勉強を教えてもらう学習方式です。
プロのサポートを受けるという点では塾や学校の先生を頼れば良いようにも感じますが、はたして家庭教師を雇うメリットとは何なのでしょうか？
家庭教師と勉強をするメリット
塾や学校、通信教育と比較検討しながら、家庭教師と勉強をするメリットを4つご紹介します。
勉強のペースが掴める
家庭教師と勉強を進めると「勉強のペースを掴みやすい」です。
家庭教師を呼ぶ頻度は週に1~2回程度であり、塾と比較すると決して多いとは言えません。
しかし「家庭教師がくるまでにやるべきことをやる」というスタイルに切り替わり、自主学習と比べると勉強のペースが掴みやすいです。
プロからアドバイスしてもらえる時間が限られているという状況が、普段以上に勉強効率を高めてくれます。
実践的な勉強方法を教われる
家庭教師の中には難関大合格者が多数います。
そのため、進学を希望する大学で現役学生をしている家庭教師を指名すれば、実際に入試前に活用した参考書や勉強方法を教えてもらうことが可能です。
幅広い分野のプロから勉強を学ぶよりも、実践的なスキルやテクニックを学ぶことができます。
子供に合わせた進路相談ができる
家庭教師は独自の情報網を持っているため「進路相談」の面でも頼りにできます。
学校でも進路相談はできますが、基本的に学校は「学力に合った進路」しか勧めてくれません。
塾は情報網を持っている一方で、必ずしも生徒1人1人の学習状況を把握しているわけではなく、塾によって進路相談の質がバラバラです。
家庭教師ならば独自の情報網を持っている上に、生徒1人1人との距離が塾より近いです。
そのため、生徒の意思に合わせた進路相談ができます。
より深いレベルでの進路相談をしたい場合はバックオフィスが支えてくれるため、子供の気持ちに寄り添った学習が模索できるのです。
気に入らなかったら「家庭教師センター」も頼れる
万が一担当の家庭教師が気に入らない場合は「家庭教師センター」などの派遣元に相談できます。
家庭教師という仕組みは生徒と教師の距離が近いぶん、相性が合わない教師がいたとしても相談しにくいと思われがちです。
しかし実際は、教師に言いにくいことを相談できる組織を用意しているのが一般的なため、安心して子供に合った勉強スタイルを模索することができます。
子供の学習に最適な選択を
塾や自宅学習ではなく、家庭教師と勉強をするメリットはいくつもあります。
しかし生徒と教師の距離が近いぶん、子供の学習スタイルに合わないケースも珍しくありません。
家庭教師や子供本人とよく話し合い、最適な手段だと判断した場合に利用するとよいのではないでしょうか？