息抜きやご褒美を上手く活用するのが、子どもの学習への親の関わり方です。

親の関わり方・言動

塾へ通わずに自宅学習だけで済ませる場合は、親の関わり方・言動が重要です。
子供の勉強意欲を親のせいで低下させないように注意しましょう。
受験時期でナーバスになっている子供に対する親の正しい接し方は、子供の勉強意欲によって変わってきます。

 

 

子供の状況を正しく理解する

自宅で勉強する反抗期の中学生

親が自宅学習する子供に対して、どのような関わり方をすればいいかは、子供の勉強意欲や性格・価値観によって変わってきます。

 

反抗期を迎えている場合は、余計な刺激を与えないようにしながら、間違った方向へ進まないように適切な対処をしないといけません。
勉強意欲が高い子供の場合は、本当は同級生と同じように塾へ通いたいと思っていることが多いです。
親の都合で塾なしの自宅学習をさせる状況で、子供の勉強意欲が大きいのであれば、親も精一杯の協力体制を作るようにしましょう。

 

まずは子供と話をして、「自宅での勉強効率を高めるにはどのように接すればいいのか」しっかり話し合うようにしてください。
勉強せずにスマホばかりイジってしまう場合は、スマホを取り上げる対処をするのではなく、まずは子供の勉強意欲を高める努力をしましょう。

 

 

親がやってはいけない言動4選

受験でナーバスになっている子供は親の言動で勉強意欲が大幅に低下する恐れがあります。
親のせいで子供のやる気を削いでしまうNG事例4選をご覧ください。

 

 

① 子供の息抜きに口出しする

マンガ・ゲーム・YouTubeなどの息抜きに対して親が全面禁止を求めていけません

 

勉強しない子どもを注意する母親

YouTubeやゲームなど長時間やってしまう遊びは控えることが望ましいですが、完全禁止にすると子供にとって大きなストレスになります。
特にYouTubeやLINEを活用した友達との交流を制限すると、子供が学校の会話についていけないという事態にも・・・。
親の時代とは子供の遊び方が変わっていることを理解しましょう。

 

勉強を邪魔する誘惑が強い遊び方を子供が希望している場合は、先に勉強を済ませてからスマホをイジるルールを作るなど、子供も納得する条件で折り合いを付けることが望ましいです。

 

 

② 親が志望校を決める

現在の偏差値よりも高い学校など、親の判断だけで志望校を決めると子供の勉強意欲が低下します。

 

志望校は偏差値や有名大学への進学率だけで決めるのではなく、環境や雰囲気など子供が進学したいと思える学校を選ぶことが望ましいです。
子供自身が本気で進学したいと思える学校を見つけられるかどうかで、勉強意欲が大きく変わってきます。

 

親の希望より偏差値が低い学校を希望した場合は、「その学校を志望校にする理由」をしっかり聞いてあげましょう。

 

 

③ ご褒美の約束を破る

成績が上がったら物を買うなどの約束をした場合、必ず守るようにしてください。
生活費が足りない状況であっても、子供の成績が上がったら無理してでも約束を守るべきです。

 

一度でも約束を守ると、お金に余裕ができてから子供に何かを与えても勉強意欲が高まらなくなってしまいます。

 

 

④ 塾へ行けない理由に嘘をつく

中学受験・高校受験をする年齢の子供は、家の経済力に気付いているものです。
塾へ行きたいと希望する子供に対しては、経済的な理由で難しいことを素直に伝えた方がいいでしょう。

 

「通信講座の方が効果的」、「自宅で勉強できないなら塾へ通っても意味が無い」など強引な言い訳をすると、勉強意欲が低下してしまいます。
塾を希望された場合は、塾なしで勉強させる代わりに活用する学習ツールは子供の希望を考慮してあげるとよいでしょう。

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