自宅学習のルール・習慣作り
自宅学習でも結果を残せる子どもには、勉強に対するルールと習慣が徹底している共通点があります。
親が闇雲に勉強するように指導するのではなく、ルールを作って日々の勉強をルーティン化させましょう。
適度な息抜きが必要
勉強の集中力を高めるには、適度な息抜きが必要です。
YouTubeやテレビの視聴など子供が好きなことをする時間や、勉強の合間に外の空気を吸うなど小まめな息抜きをさせてあげましょう。
受験や試験が近い時期でも、必要に応じて長時間遊ぶ時間を与えた方が良いケースもあります。
ルールを明確にした上で、適度にストレスを解消させる配慮をしましょう。
スマホを取り上げるのはアリ?
勉強の合間にスマホばかり見てしまう子供には、スマホを取り上げる方法が効果的です。
しかし、長時間スマホを見られない環境だと大きなストレスになります。
勉強中にスマホを取り上げるのであれば、1時間勉強したら10分だけスマホを渡すなどのルールを作るとよいでしょう。
就寝時に布団の中でスマホをイジって夜更かしをするケースでは、寝る時はスマホを取り上げる方法も効果的です。
目覚まし時計を別で買うなどして、睡眠の質を高めるように工夫してみてください。
スマホを取り上げる時間帯があるのであれば、適度にスマホを自由に使える時間も用意してあげましょう。
毎日同じ時間に勉強する
毎日安定した勉強時間を確保するには、決まった時間に勉強する習慣を作ることが大切です。
習慣化できない人は、慣れないうちは逆に集中できないこともあるでしょう。
子供の意見としては、「眠い時は昼寝してから勉強した方がはかどる」、「このテレビ番組を見ることは譲れない」などの言い分があります。
適度に好きなことをする時間を作るのは大切ですが、勉強する時間を習慣化できないと次第に甘えが生じて勉強以外のことをする時間が増えていってしまいます。
最初は苦労することもありますが、試験というゴールに向かって結果を残すためには、早い段階で毎日同じ時間に勉強することをルーティン化させてください。
自宅学習で結果を出す人は、毎日決まった時間に決まった量の勉強をする共通点を持っています。
最初は1回の勉強時間を短くする
決まった時間に勉強するルールがあると、気分が乗らずに長時間集中できないことが多いです。
慣れないうちは、1回の勉強時間を短くしてみるとよいでしょう。
毎日一定の勉強時間を確保する前に、毎日決まった時間に勉強を始める習慣作りを優先してください。
最初は数学の問題を2~3問解くなど、5分程度の勉強でも問題ありません。
自宅で勉強時間を確保できない人は、○時になったら勉強を始めようと決めているのに、時間になってもダラダラと他のことをしてしまう共通点があります。
そして、勉強時間のノルマをクリアするために、夜更かしして集中力のない中、なんとなく勉強する状況に発展することが多いです。
1回の勉強時間が少なくても、決まった時間に勉強を始めることが習慣化できれば、試験が近くなって危機感が高まると長時間勉強できるようになります。
最初から理想の形を実現するのは難しいので、なるべくハードルを低くして習慣化させることを優先させてください。
決まった時間に勉強を始めることへの抵抗感がなくなれば、その後に厳しいルールを追加しても守れる可能性が高くなります。